風邪に似た症状が出る病気に「扁桃炎」があります。
免疫力の低い子供はよくかかると言われていて、高熱が出たり、喉が痛いなどの症状を訴えてくるでしょう。
また、一度なると繰り返してしまう子供も少なくありません。
原因菌によっては対処しないと悪化してしまうこともありますので注意が必要です。
今回は、季節の変わり目に症状が出やすい「扁桃炎」について詳しく説明していきます。
子供特有の注意点についても解説していきますので、是非参考にしてください。

子供は免疫力が低く発症しやすい

子供は免疫機能が発達しておらず、ウイルスや細菌に侵されやすいと言われています。
よく風邪をひいて困っているというお母さんも多いでしょうが、仕方がないことなのです。
成長するにつれて、免疫機能も強化されていきますので一時的に大変なことは多いでしょうが、乗り越えていくしかありません。
特に扁桃炎に関しては、大人よりも免疫機能が未発達な子供がかかりやすいと言われているのです。

特に小学校低学年ぐらいの子供に症状がでやすく、季節の変わり目などになることが多いようです。
扁桃炎の原因はウイルスや細菌などが体に侵入してしまった時、もしくは免疫力が弱まっている時です。
寝不足が続いていたり、食事のバランスが乱れているなどの理由によっても免疫力は下がってしまいますし、昨今の子供達は外遊びよりも室内でゲームをして過ごすことも多い為、免疫力を高めるような動作が少ないのも特徴です。

扁桃炎とは、喉の奥にある扁桃と呼ばれる部位が炎症を起こし、腫れてしまうことによって引き起こされます。
扁桃炎と呼ばれることが多いのですが、正式名称は口蓋扁桃(こうがいへんとう)に炎症を起こすことを指しているのです。
子供にとって喉の痛みは相当つらいものがあります。
扁桃が腫れてしまうことで、飲み込みにくくなってしまうことも多く、水分一つが摂取できないなんてことも珍しくありません。
また、風邪に似た症状が一緒に出てしまうのも特徴です。

発熱は38度以上の高熱が出ることも多く、中には40度を超えるようなこともあります。
高熱が出る為、寒気を感じることもあるでしょうし、震えがくることもあるでしょう。
また、首のリンパ節が腫れてしまうことも多く、首がだるいと感じたり、熱を持っているように感じることがあります。
さらに、体の倦怠感も相当なものです。
インフルエンザに似ている症状が出ることから、流行シーズンには注意が必要です。

扁桃では、喉に付着するウイルスや細菌を体内に入れないような役割を担っています。
でこぼことした表面に付着させ、その場で戦おうことで体内に侵入させないという構造になっているのです。
このことから、免疫力の低い子供にとって、扁桃は大切な役割を担っていることがわかるでしょう。
ウイルスと闘い終えた扁桃を見てみると、白っぽいような付着物が見えることがあります。
これは、ウイルスや細菌の死骸と言われているのです。

中学生ぐらいまでは大人よりも扁桃が大きいのが特徴なのは、このようにたくさんのウイルスと闘う為と言われています。
大人になって免疫力がついてくれば、扁桃の役割自体がそこまで重要ではなくなる為、自然に小さくなるのです。

扁桃炎を予防することは不可能?

扁桃炎を予防することは不可能なのではないかと思われるぐらい、よく扁桃炎になるという子供がいます。
繰り返し症状が出るとお母さんとしてはどうしてあげるのが一番良いのか迷ってしまいます。
うがいや手洗いを徹底させるのはもちろんのこと、免疫力をアップさせる食材を積極的に食卓に並べるなど工夫をしているお母さんもいるでしょう。

しかし、扁桃炎になりやすい子供というのはいるようです。
扁桃は中学生ぐらいまで大人よりも大きいと言われていますが、これはウイルスや細菌が体内に侵入しない為にそのような構造になっていると言われています。
ただし、何度も扁桃炎になる子供の場合、扁桃の大きさが通常よりも肥大している可能性があるのです。
扁桃炎を繰り返していると扁桃自体が大きくなってしまうことがあるそうで、悪循環に陥ってしまうことがあります。

扁桃が肥大してしまうと呼吸がしづらいなどのデメリットが出てきますし、しょっちゅう扁桃炎になるという場合は扁桃を切除する手術を検討してみてください。
扁桃は本来ウイルスや細菌を体内に入れないことを目的としている部位なのですが、その部位で対処できないだけではなく、炎症を起こしてつらい思いが続くのであれば、切除手術してしまった方が良いと判断されることもあるでしょう。

あまりにも扁桃炎を繰り返すという場合は、耳鼻科医に相談してみてください。
また、子供のうちは睡眠不足や栄養不足だけでも免疫力が低下してしまいます。
手洗いやうがいはもちろんのこと、健康的な生活を心掛けてあげるというのも必要不可欠なのです。
また、空気が乾燥していると喉にウイルスが付着しやすくなるので、湿度が保たれた環境で過ごすというのも大切です。
加湿器や濡れたタオルを干しておくなどして湿度を保ちましょう。

扁桃炎は基本的な予防方法だけでも十分効果的なのですが、なりやすい子供の場合はそれ以外の対策も必要となってきます。
インフルエンザや風邪が流行る時期には水分をしっかり摂り、喉を乾燥させないことが大切です。
また、喉が痛いと伝えてきたら、早めに病院で処置してもらうと扁桃炎になる前に対処することが可能です。
日頃から外出する際にはマスクをつけるなどの対策も効果的ですが、子供によっては嫌がることもあるでしょうし、難しいところではあります。

子供の成長に伴って再発の頻度も減る

繰り返し扁桃炎になるという子供をお持ちのお母さんにとって、風邪が流行する時期というのはとても怖いものがあります。
高熱が出て食事も食べられなくなり、衰弱していく子供の姿というのは看病しているお母さんもつらいものがあります。
免疫力というのは、たくさんの風邪を引き、ウイルスや細菌と闘うことで高められていくものでもあるのです。

その為、風邪をひくということは悪いことばかりではありません。
もちろん、看病しているお母さんにとっては大変なことも多いでしょうし、子供本人にとってもつらいものがありますが、子供の成長に伴って乗り越えていけることでもあるのです。
上記でも触れましたが、中学生ぐらいまでの子供は扁桃が大きい為、ウイルスの付着率も高くなってしまいますが、それ以降になれば大人と同じサイズになります。
扁桃炎を繰り返すというのも一時的なものと考えることができるでしょう。

今、つらい思いをしているお母さんや子供も、成長すればその悩みから解放されることになります。
扁桃炎になる頻度は年々減っていきますし、免疫力もアップしていくでしょう。
それまでは試練だと思って乗り越えていくことが大切です。
ただし、あまりにも繰り返すという状況が続く場合には、扁桃の肥大なども疑わなくてはいけませんので、耳鼻科医に相談してみることも必要です。
また、不健康な生活は病気を寄せ付けてしまいますので、健康的な生活を心掛けてください。

子供の成長はあっという間ですし、看病できる期間というのも短いものです。
中学生ぐらいになれば、扁桃炎でしょっちゅう寝込むなんてことも少なくなってきます。
扁桃炎になったとしても、熱はそこまで出ずに喉が痛いだけで済む場合もあるでしょう。
子供が成長すれば扁桃炎の再発の頻度も減ってきます。

子供が成長するまでは、ウイルスや細菌に感染しないよう、日頃から手洗いやうがいは徹底しておくことが大切です。
手洗いは指の間までしっかり洗い、手首まで洗うように教えてあげてください。
また、うがいをする際は、最初に口の中をすすいだ後にするようにしてみましょう。
うがいをしながら歌を歌うようにすると喉に付着したウイルスや細菌をしっかり除去することができます。
また、喉の乾燥を防ぐ為に、水分を小まめに摂取するのもおすすめです。

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